BAND-MAID / Puzzle (Official Live Video)
その高いクオリティと演奏技術と才能の秀逸さに圧倒される楽曲だ。しかもこれはもっとも最近、大規模会場である東京ガーデンシアターでのお給仕の模様だ。多くのリアクターも語っているが、その始まりから「鳥肌が立つ」。そして、次から次へと泉のようにあふれ出る、KANAMIのギターリフ。間奏、ソロ、後奏に至るまで、彼女のフレーズに圧倒される。もちろん、SAIKIのリードボーカルも、MIKUのバックアップボーカルもきっちりとこの歌詞の世界観を伝えてくれる。いまさらだが、ベースラインのすごさに絡みつくドラム、MISAとAKANEがしっかりとなすべきことをやり切っている。あともう一つ、すばらしきギタリストになったMIKUを心から賞賛したくなる。 良い意味の「緊張感」に浸ることができる。それがこの楽曲の魅力だと思う。うまく表現できないのだけれども、フレーズのひとつひとつが、楽器であれ、歌詞であれ、心をめった刺しにするからだ。もちろん、それは猟奇的な意味でも、フェチズムからくるものでもない。ほんとうにすがすがしくなるほど、心が露わになっていく一瞬一瞬を、体感できるのだ。けっして「やわじゃない」。まさにこれもロックそのものだ。 BAND-MAIDを象徴するような楽曲といっていいのかもしれない。だから、クオリティはむしろアップグレードしている。聴けば聴くほど、さらにその良さを実感する。ミュージシャンシップの「すごみ」を、各々が見せつけてくるからだ。ファンの贔屓目ではない。「修行僧」のようなストイックさすら感じるのだ。リスペクトしかない。 人生の第4コーナーともいえる還暦を超えて、出会えた素晴らしきロックスター達の存在そのものに感謝しかない。